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先生!スプーンで筋肉は刻めません!!!

学校が音楽系や芸術系のところは、大抵教師から生徒まで、揃いも揃って頭が少々イッチャってる人が多い。

これは嘘じゃないです、マジな話。

学生時代、私は某大学の声楽コースにいたのですが、私のいた学校も、結構いい感じにみんなイッチャってました。

生徒もイッチャってましたが、やはり、先生方の方がすごかった。
もうね、狂っている年数が違う。

ファンキーなジャズの先生が授業中に突然

「若い頃にミュージカル『ピーターパン』の舞台で主役になり、「信じてれば空も飛べるさ~!!」と歌いながらワイヤーで空に舞い上がった時、金玉が股間につけていたハーネスに挟まって本当に昇天しかけた」

という話をジャスチャー付きで始めたり。

レッスン中、下ネタしか言わない声楽の先生に怒り、伴奏のピアノの先生が泣いて教室を飛び出していってしまったりと、なんか色々な事件を起こす先生が多かった気がします。

そして例外にもなく、私のレッスンを担当していた先生も、変わっていました。

他の大学がどういうのかは分からないけれど、私のいた学校の音楽コースにはゼミというものがなく

変わりに、コース内に数人の先生がレッスンの担当教員として配属されていて、生徒達は、その中のいずれかの教員の下に門下という形でついて、レッスンを受ける。

入学前からレッスンに通ったりしていて、特定の先生との面識がある生徒は、そのままその教員に習い、そうじゃない生徒は…どう振り分けられてたんだか知らんが。

で、私の振り分けられた先生は、とある男の先生だったんすけど

まぁー、見事にそれが苦手なタイプの人間でなぁ。

雰囲気で言えば、あれはなんていうんだ、とりあえずなんか舞台俳優みたいな感じだった。

まぁ、オペラとかしょっちゅう出ていたし(その先生の舞台は一回しか観に行ったことないが)、芸能活動もなさっていたようだったから、そういうオーラは出て当たり前なんだろうが。

とにかくそういう、人に見られるのに慣れている人間というか、すんげぇー自信満々に生きているタイプの人間が、個人的にすっげぇ苦手で。

女でそういう人は平気なんだけど、男でコレっていうのは結構キツイ。

更に口調や性格も日本人離れしすぎていて、なんかもうアメリカ人じゃねぇのかこの人って思うくらいフランクな人だったから、余計にな。いや、むしろアメリカ人の方が自重するかも知れない。

私は苦手な大人には徹底して永久凍土な態度をとってしまうので、先生からしたら、私はとっつきにくくてしょうがなかった事でしょう。

その前にまず、今の今まで、教師というものに心を開いた事がない。

リンリン(ブログ参照)は好きだが、多分一対一になったら、鎖国気味な態度を取ってしまうと思う。

そういう私自身の性格を抜きにしても、なんかね…すんごい苦手だったんだ。レッスンの先生。

だが、先生の方はそんな鎖国気味の生徒の事なんか気にしないぜ!?

だって、音楽家って生き物ほどマイペースな生き物はいねぇからな!!!!

ソプラノとテノールなんて、半分は日本語通じねぇ奴ばっかだぜ!!!?

画家や作家とかとは、また別のベクトルにマイペースなんだよな、あの人種。

もの作ったり描いたりする人らは、結構己の内に対してアグレッシブだから、大抵は表面上静かなんだけど

音楽家はもう、どいつもこいつも外に向かってアグレッシブだから、手がつけられん。

こっちがものすげー拒否(つーか苦手)オーラを出しているのにも関わらず

先生(仮にM先生とします)
「HAHAHA!!!相変わらず朝日は死んだ顔をしているね!!!ご飯食べてる!!?」

うん…まぁ…。
※M先生は、笑い声がすでに外人掛かってる。

M先生
「ていうか生きてる?HAHAHAHA!!!!」

M先生
「何考えて生きてるの!!?HAHAHAHA!!!!」

んー。
「日々、死について考えています」とか言えばいいのかい?


まぁこんな調子だから、全然オブラートなんかねぇわけよ。

何言うのでも直球。

M先生は変化球なんか投げねぇ、ストレートで行く!!!

で、余計苦手になる!!!という方程式、完成です。


私が、その先生の門下の中で、朝一番でレッスンを振り分けられていた時も、M先生は毎回遅刻してきて

M先生
「ハッハッハッハ!!!!おはよう!!!!!」

いや、先生30分遅刻してます。

そんなM先生の笑顔とテンションとオブラートのなさに圧倒されて始まるレッスンが、毎回とにかくカオスでした。

なんせ、M先生は毎回元気です。

逆に体のどっか(もしくは脳神経のどっか)イカれてんじゃねぇのかって位、健康です。

それもそのはず。

M先生は、究極の健康マニアだったのです。

別に、個人で健康法を実践するのは構いやしないよ。

それをさ、レッスンにも組み込むからタチが悪い。

中でも一番カオスだったのが、「スプーン法」でした。

あるレッスンの日、M先生がいきなり

「次回から、スプーンを用意してきてね☆」

はぁ?

なんか、ピアノの譜面台の横に、包帯みたいの巻いてあるスプーン置いてあるし。

まぁ、M先生の奇妙な発声レッスンには、そのスプーンに始まった事ではなかった。

「なめらかに別の国の言葉で歌うには、まずきちんと歌詞を喋るように歌うことだ!というわけで、外人喋りで歌詞を読んで来い、コツは口をめっちゃ動かす事だ!!」※1

だの

「動き回りながら歌うと、脳の働きがよくなって声も出るんだ!!さぁ、教室の中を自由に動きながら歌えばいい!!!」

だの

毎回ムチャ振りです。

事実、私の門下(M先生門下)のレッスンは、全門下中でトップに入るほど、カオスなレッスン光景を繰りひろげていたそうです。

※「アナタハー神ヲーシンジマースカー?」みたいなん。
事実、確かにこの訓練をやったら、英語やイタリア語の真似(あくまで真似)がうまくなった。…やってる最中は、羞恥プレイ以外の何者でもなかったけどな…へへ…。

で、話は戻ってスプーンです。

「スプーンですか…」と聞き返すと、M先生はいきなりスプーンを手に取り

「そう、こうやって使うんだよ!」

そう言うと、突然身体にスプーンをあてて、スプーンのすくう部分(丸い部分)の端で体中をゴシゴシとこすり始めた。

何、何かの儀式?

何と言っていいかわからずにぽかんとしていると、M先生はスプーンで身体をこすり続けながら

「これはスプーンマッサージと言って、スプーンの端で体の筋肉の筋をほぐして、筋肉を柔らかくするマッサージなんだ」

世の中には、不思議な技巧を開発する人がいるものなんだな。

「筋肉の筋をほぐすのに一番いい幅と形をしているのが、スプーンなんだよ。だから、これをやると声の通りもよくなるってワケ」

ああ、なんていうか。

すいません、よくわかりません。

「今日は俺のコレ(スプーン)貸してあげるから、胸とか顔とか、よーく切って(←こする事をこう言っていた)ね☆」

え、やんの?

なんかやだよ。
M先生のスプーンに巻いてある包帯みたいなん、超黄ばんでんだもん。

まぁやりましたけど、単にスプーンの感覚がするだけで…力入れすぎると痛いし。
「頭もこするんだよ!」と言われた時、何故かライフスペースのシャクティパットを思い出した。

で、胸とか顔とかまではいいけど、最終的に耳の裏やベロまでこすれとか言われた時はさすがに拒否した。

それ以降、このM先生がはまってしまったスプーン法に門下生は全員巻き込まれ、M門下は、スプーンで身体をこすりながら歌うという奇行を行う事になり、他門下生からは「なんでM門下はスプーン持ってんの?」と聞かれる羽目に。

私はぶっちゃけ、真剣に身体をこすっている門下生を見ながら
「マジ効かねーしwwwそんなんしなくても歌えるもんは歌えっしwwwwちょーマジあいつら現実見んべーwwww」と、馬鹿にしていました。

ごめん、だって全然効く感じしなかったし。

友達や別門下から「アレ効くの?」と聞かれても、はっきり「効かねーから」と断言しました。

私は大学を卒業してから、きれいさっぱり歌は辞めてしまったんですが、歌を続けている他の門下生は、未だにスプーンを持ち歩いているそうだ。


つーかこれ読んでる人、スプーンでちょっと体こすってみるかなーと思っても、人前でやるのはやめろな。
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tag : 雑記

2009-01-22 00:12 : 雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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